プリコンパイル済みヘッダーを使う

前回の記事(d:id:p-tal:20091111)に関連して。


共通で使用するマクロやtypedef、includeファイルなどはプリコンパイル済みヘッダーとして中間ファイルにしておくと、それらを参照しているcppのコンパイル速度が劇的に速くなる。


使い方は簡単で、

(1)まとめておきたいものをヘッダファイルに記述する。

// common.h

#include <windows.h>
#include <stdio.h>
#include <tchar.h>

typedef unsigned int u_int;

...


(2)そのヘッダをインクルードしただけのcppを作る。

(3)cppファイルのプロパティで[プリコンパイル済みヘッダーを作成する]に指定。「ファイルを使用してPCHを作成/使用」の欄には、cppからの相対パスでヘッダを記述する。


(4)作成に使用したヘッダファイルを全ファイルに対してincludeしておく

これをしないとエラーが出るみたい。(d:id:p-tal:20091111)で書いた方法が便利。



実際に自分のプロジェクトでやってみたら2倍くらいの速さになってびっくりした。

今まで使ってなかったのがちょっと勿体ない。
今後はもっと活用しよう。